私は、2002年に9か月間かけて、中国の上海からポルトガルまでバックパッカー一人旅をしてきました。
大沢たかお演じる深夜特急の真似事です。
こちらのページでは、旅の終着点ポルトガルでの出来事を記しています。
中国からベトナムに入国→カンボジア→タイ→マレーシア→インドネシア→タイ→インド:ネパール→パキスタン→イラン→トルコ→ブルガリア→ユーゴスラビア→ハンガリー→飛行機でギリシャという流れです。
そして、いよいよ旅の最終目的地、ポルトガルにやってきました。
ポルトガルは、今までで一番物価が高い。
ポルトガルでは、物価が高く、節約どころではありませんでした。
ちょっと小腹が空いたら、どうしよう?
そんな時は、ちょちょっと軽食を食べようとカフェに入るのですが…フライドポテトとドリンクのセットで¥1000ほど。
とてもとても、そんな大金払っていられません。
ポルトガルは旅の最終目的地。
そして、ユーラシア大陸最西端のロカ岬に行くことで、この旅行を終わろうと思っていました。
ナザレという海沿いの街、人生初の一人ヒッチハイクを経験!
ポルトガルはリスボンが拠点です。
ロカ岬へは、リスボンから電車で片道1時間弱。簡単に行けます。
でも、その前に、観光地であるナザレという町に行ってみようと思い、行動します。
しかし、まさにクリスマスシーズン真っ最中の時期。
この時期、ポルトガルでは、公共交通機関のバスがストップします。
それを知らずにナザレへ向かおうとするのですが、電車で途中の駅まで行きました。
しかし、そこからナザレへ向かうバスが動いていませんでした。
時は夕方、リスボンへ戻ることもできましが、思いついたのがヒッチハイク!
その液からナザレへは、どうやらとほ数時間。頑張れば着きます。
もし、ヒッチハイクできれば10分ほどの距離。
ナザレに向かいながら後ろからくる車に親指を立てると…なんと!1台目にして止まってくれました。
ポルトガス人ではなく、フランスとイギリスの両国籍を持っている年配の女性でした。
英語で世間話をしながらナザレへ到着。
「チャオ」といって別れました。
本当に運が良かったです。
ナザレという観光地。宿泊を断ったら、おばあさんに蹴られました。(^^;)
ナザレに到着し、安宿を探していると、おばあさんが声をかけてくれます。
うちの宿に泊まらないか?と。
おばあさんについていって部屋を見せてもらいました。しかし僕の気に入るような宿ではなかったため、ソーリーとお断りをすると、なんと前から足けりされました。
なんでだ(-.-)
インドで少年に蹴られた以来です。
言葉が通じないのでよくわからなかったですが、相当起こってました。
その後、この町の拠点となる安宿を見つけることができました。
後から知ったのですが、このナザレというまちは世界的なビッグウェーブの街だった。
ナザレに滞在中、何度か海沿いのお城に行きました。
そこから見える、海の大波。
すごい迫力です。
僕は波が大好きなので、ナザレではずいぶん長い時間を海の波を見て過ごしました。
しかし、その波の大きさにあっとうされます。
いざ、ロカ岬へ!
ナザレでビッグウェーブに感動しながら、リスボンへ帰ります。
そして、最終目的地のロカ岬へ。
ロカ岬へはリスボンから電車で1時間ほど。
ロカ岬はユーラシア大陸の最西端です。その記念碑も建てれらていました。
多くのバックパッカーがこの地を目指します。
日本を出て約9か月。
ハンガリーからは、飛行機を使ったり、バックパッカーらしからぬ行動になりましたが、無事に到着できました。
無理矢理到着した感じですが(^^;)
あとがき
9か月間も外国を旅行していると、旅行自体に倦怠感が出ます。何もかも自由な反面、何もしなくてもいいという状況。
せっかく観光地があるのに、そこに行く行動がめんどくさく、宿でぼーっとしていたり。
日本に帰ってからよく聞かれる質問がありました。
「外国に行って何か変わった?」と。
変わったことと言えば、
「周りからの評価を気にしなくなった事。」でした。
9か月か途上国を中心に旅をしていると、健康な体さえあればどうにでも生きていける。とい気持ちになります。
そこから、周りの評価や視線は関係ない。自分の生きたいように生きよう。と。
ですが、この感覚もまた日本に戻り長く月日がたつとだんだんと薄れ、やはり周りの評価は気になるようになりました。
今では、ただのおっさんに戻りました(笑)
もしまた、まとまった時間があったら何をするか。
ひたすらのんびりする、ひたすら釣りをする、など考えられますが、やはり僕はバックパッカーをしたいです。
行ったことのない国もいいですがもう一度、パキスタンのギルギット地区で、氷河の動く音を聞きながら、大自然を堪能したいです。
ただ、長期間はしんどいので一月間くらいがちょうどいいのかなとおもっています。(笑)
最後まで読んでいただいてありがとうございます。